転職したい!今の仕事辞めたい、けど辞められない!!
多様な選択肢が存在し、情報があふれている今の時代…そう思っている人って結構多いのかもしれませんね。
教員を辞める前のわたしが、ちょうどそんな感じでしたので、その気持ちはよく分かります。
今回の記事は、冒頭のように「辞めたいけど、辞められない!」と言う方に向けて書いています。
1人でも多くの方が、呪縛(笑)から解き放たれて、「自分らしく」歩いていけるように応援しています!では、どうぞ!
教員を辞めたいと思った理由。
教員を辞めたいと思った理由はいろいろありますが…大まかに言うと
◇定年まで勤めたいと思えなかった。
◇他にやりたいことがはっきりした。
「辞めたい。」と思う理由はたくさんあったにもかかわらず、なかなか決断できなかったのは、以下の2つの不安があったからです。
◇辞めると言うことは「逃げ」なのではないか。
◇今の安定した仕事を辞めてしまったら、この先苦労するのではないか。
ブラック企業などでは、退職をほのめかした時「ウチでやっていけないなら、どこへ行ってもやっていけないよ〜。」とか言われるそうですね(笑)。
そう言ってくる上司・同僚には、こう言いましょう!
「ウチでやっていけないなら〜」のくだりは、それぐらいの返しでなんとかなるような、なんの根拠もないことなので基本無視していいと思います。
なぜか、私は実習先でも職場でも、転勤先でも…
あなたはどこでもやっていける。
なぜだか、こう言われることがほとんどでした。笑
しかし、やはり上の2つの不安は非常に大きいものでした。
それもこれも「退職・転職」を経験したことがないゆえの不安です。
人間未知のものには多少なりとも不安も伴います。
知らないことからくる不安…。対応策は一つしかないですね。
そう「知ればいい。」んです。 ^ ^
「逃げる=悪いこと」はただの刷り込みである!
たとえ、「退職=逃げること」だったとしても、そもそも「逃げることが悪いこと」ではないと、私は思います。
なぜかと言うと、逃げることは生き物に備わっている本能であって、「逃げたい」と思うのは私たちの生存欲求からきている、ごく自然な感覚だからです。
だから、「退職したい、けどこれって逃げなんじゃ…?」という不安が襲ってきたら…
だって、サバンナで今にもライオンに襲われそうになっているシマウマに「逃げるな!」って言いますか?(笑)
「逃げたい」って感じるということは、それくらいあなたの身に危険が迫っているということ。
自分の身を守るために逃げましょう!
「逃げること」への壁を少し取り除いたところで…では実際に、退職に向けて私がやってことを紹介します。
①退職後のシミュレーションと情報収集
退職後の仕事や生活・お金のことなどを具体的に考えて見ました。
◇家はこのまま?引っ越す?
◇1ヶ月いくらあれば生活していける?
◇どんな暮らしがしたい?理想のライフスタイルは?
◇正社員で働く?それともパート?
お金のことは、一度しっかり計算することをおすすめします。
教員時代の私は、お金の管理に基本無頓着で、クレジットカードの引き落としの内訳もろくに確認しないほどのズボラっぷりでした(笑)。
退職を期に、スマホのプランを変更したり、保険の見直しを行ったりしました。
また、退職したいと思っている時期の半年以上前から転職サイトに複数登録し、関心のある分野をチェックするようにしていました。
登録して情報収集しているうちに分かったことですが、今は求人が本当に多い!
転職サイトを眺めるだけでも
「なんだ、いつでも転職できるじゃん。」と楽になるかもしれません。
いつでも転職できる安心感を得たら、「もうちょっとこの仕事頑張ってみようかな?」と思えてくる人もいるでしょう。
それは、それでラッキーなことだと思います。
転職サイトを見ていると、転職市場での自分の相場が分かりますし、希望する職種の雇用形態や給料面、必要な資格などを知ることで、退職・転職がより具体的に考えられるようになります。
②第三者に相談する。
ここで言う第三者とは、カウンセラーなどの相談のエキスパートのことだと思ってください。
なんでカウンセラーかと言うと、自分の考え方の枠組み、パターンを変えるお手伝いをしてもらうためです。
古い考えだとは分かってはいるのですが、私のように地方在住で、しかも教員という仕事についていると「定年まで勤めるのが当たり前」という考え方が、さも当たり前のような環境だったりします。
教員の世界には、教職しか経験のない人が多いです。
職場の環境面プラス、育った環境も大きく影響していました。
親の価値観です。
うちの親がそうでしたが、安定第一の保守的な考え方だと、知らず知らずのうちに自分自身もかなりの影響を受けているものです。
私も親の影響を大いに受けて育ちましたので、「公務員という安定した職業に就けることこそが幸せなことなんだ。」と、すっかり(笑)思い込んでいました。
これは、ちょっと外に目を向ければ分かることですが、今の時代転職することなんて珍しいことではありません。
しかし、自分の考え方をかえるのって意外と難しく、理性では分かっていても心の奥底ではモヤっとしたわだかまりが残って、それが辞める足かせになっていると思いました。
そこで、活用したのがカウンセリングでした。
少しずつ、自分のこり固まった固定観念を崩していって、柔軟に物事を考えるようになる感覚を得ました。
いろいろな考え方があっていいのだから、私は私のやりたいと思うことをやろう!
と次第に思えるようになったのも、カウンセリングのおかげだと思っています。
心療内科の先生にもお世話になりましたが、それはまた別な記事で書いていますので、興味がおありの方はどうぞお読みください。^ ^
③むやみやたらと口外しない。
最後は、しないほうがいいこと。
やたらと「退職・転職」について口外しないことをおすすめします。
これは、退職の日までを出来るだけ穏やかに過ごすためだったり、自分の決意を揺らがせないためです。
わたしは、旦那と信頼できる友達1人にしか退職を知らせていませんでした。
職場でも直接伝えていたのは、管理職と事務の先生だけです。
それ以外の方には、内示が出てからの報告になりましたので、3月末…卒業式も終わったころでした。
両親にも、そのタイミングで報告しました。
想像ですが、おそらく悩んでいる段階で相談でもしていたら、十中八九、引き止められる&考え直すように説得される状況になっていたと思います。
そうなった場合、余計なことにエネルギーを使わなければいけなくなります。
分かってもらえるならいいのですが、分かってもらえなかった場合、後味の悪さだけが残ることになります。
転職先も全部決まってから報告すれば、いくら反対されたとしても、「もう決まったことだから。」で、済ませることができます。
相手も諦められるでしょう。(笑)
以上が、私が退職までにやったこと2と、3つ目はやらなかったことです。
少しでも、退職・転職を考えている方の参考になればうれしいです。
教育現場を離れたあとも、子どもにかかわる仕事をずっと続けてきた結果、教育→福祉→現在は教育と医療分野の心理職という経歴をたどっています。
正直、教員を辞めたときの自分からすると、いい意味で想定外の方向に人生が向かっていて、本当に自分の行動次第でいかようにも変わっていくものなんだなあ、と実感しています。
今後も、自分の心の声に正直に生きることを大切にしていきたいです。
ということで、今回は「退職・転職の足かせをはずすための3つの方法。」というタイトルでお届けしました。
最後までお読みいただきありがとうございました!^ ^
◇柴ゆきのつぶやき◇
先日読んだ本の中に「人間の直感は90%の確率で正しい。」という一節がありました。直感とか勘って非科学的なのかと思いきや、自分の経験などが材料になっているそうです。ということは、退職や転職に関しても、「なんか辞めたい。」「こっちの仕事の方が楽しそう!」という直感は結構正しいのかもしれませんね。悩んだときは、自分の直感を信じて動いてみるのも一つの手だと思います。^ ^