メンタル

衝撃の心療内科デヴュー!

柴ゆき
柴ゆき
こんにちは!不登校経験者で元教員の「柴ゆき」こと、柴田ゆき野です!

 

今回は、「衝撃の心療内科デヴュー!」と題して、初めて心療内科に行ったときに先生に言われた忘れもしない一言をお届けします。

 

なぜ、心療内科へ??

 

ケロさん
ケロさん
そもそも、なんで心療内科に行くことになったのさ?
柴ゆき
柴ゆき
教員やってた頃の話ですよ。いろいろトラブって、結局メンタル病んだよね。

 

教員勤めの最後の年の話です。いろいろなストレスが重なり、ついに私のメンタルが限界を迎えたんだと思います。

その当時は、通勤中は泣きながら運転し、職場に着いてからもトイレの個室から動けなくなったり…そんな体にムチ打って、なんとか授業をこなし…。そんなことをしているうちに、ついにある朝。布団から動けなくなってしまいました。

とりあえず、学校に「休みたい。」と連絡し、その日は布団から出れず…。

そのまま週末に突入しはいいものの、その頃の私は涙をコントロールできなくなっており、食事しながら泣き出す始末。

 

柴ゆき
柴ゆき
でも不思議なもんで、そんな自分を客観的に見てる自分もいたんだよね。で、「あ、こうやって心って壊れていくんだ。」ってはっきり分かった。
ケロさん
ケロさん
涙が出る以外はどんな症状があったの?
柴ゆき
柴ゆき
普通に食べてたつもりだったんだけど、体重が激減してたのはびっくりしたね。大人になってからは初めて見る数字だった。あとは、ずっと疲れてて体が重かったし眠かったかな。

 

その後の休職までの展開は、結構早かったです。以外と、手続きがあっさり済んだのも意外でした。

具体的に言うと、校長先生から病院で診断書を書いてもらうようにと言われ、当時2回ほど通ったカウンセラーの先生に相談し、知り合いの心療内科の先生を紹介してもらいました。

心療内科って、新規なら一ヶ月待ちとかもあると聞きます。しかし、紹介だったので2〜3日後には通院させてもらうことができました。

 

お医者さんの衝撃の一言。

初めての心療内科です。まさか、自分が行くことになるとは思っていませんでした。

看護師さんからの事前の問診は、とても穏やかな雰囲気で緊張も少し緩みましたが、やっぱりいざ診察となると緊張します。

不思議なもので、身体中にいろんな不調をはっきり感じているにも関わらず、「鬱」「適応障害」と病名を突きつけられることが、何より恐怖でした。

そんな私に、診察の順番が回ってきました。

 

ケロさん
ケロさん
見るからに、真☆面☆目!!
柴ゆき
柴ゆき
(その言い方、信じてないな。カエルめ。)でもこれ笑っちゃうような本当の話。でも私、笑えんかった。そうなの。真面目なの。真面目すぎてツラいの。って涙出てきちゃって…。
ケロさん
ケロさん
もう涙腺ぶっ壊れてたしね。

 

真面目なのは自分でも分かってたし、それが自分の良さだとも思っていました。しかし、それと同時に、融通の利かなさがあるということもよく分かっていたつもりでした。

結局、この先生は私に「どうする?鬱って書く?鬱って書かれるの嫌な人には『自律神経失調症』って書くけど。」と言われ、もはや診断名なんてどうでもよくなっていた私は、その言葉に従うことに。

ちなみに先生は続けて「休職期間はどうする?とりあえず1〜2ヶ月休む?後からも伸ばせるけど?」と軽い感じでどんどん進めていきました。

その様子にびっくりして、診断書ってこんなに形式的に書いてもらえるの?って、ただでさえ思考ストップ状態の私には、目の前で行われていることが他人事のように思えるほどでした。

 

柴ゆき
柴ゆき
とまぁ、こんな感じでちゃっちゃと診断書は書いてもらえたの。

ケロさん
ケロさん
意外とあっさり済んじゃうんだね。

 

多分、これはカウンセラーの先生の紹介だったからだろうと思っています。診断書も書いてもらう前提で、お願いしてくださっていたのでしょう。とても感謝しています。

診断名は「自律神経失調症」。皮肉なことに、小学生で不登校だったときに同じ病名を授かっています。(笑)…懐かしい病名。

先生は、診断書が書き終わると、なぜ「心が不調を起こすのか」スライドを使って分かりやすく教えてくださいました。

 

ケロさん
ケロさん
あ、いい先生だね!
柴ゆき
柴ゆき
難しいことを、分かりやすく教えることができるお医者さんって貴重だよね。

 

心はブレーキ。体はアクセル。結果不調。

ケロさん
ケロさん
ん?これ、一体なんの話?
柴ゆき
柴ゆき
このブレーキとアクセルの話。すっごいしっくりくる説明だったの。

 

つまり、心は「仕事に行きたくない。」とブレーキを掛ける。でも体は「行かなきゃならん!」とアクセルを踏む。結果、心と体は空回りを起こし、互いに足をひっぱり合う。その結果いろんな不調が起こってくるのが「鬱」や「自律神経失調症」や「適応障害」だと言うことでした。

心と体が一致していれば、不調は起こさないんですね。

 

そっかぁ。そんな単純なことだったんだ。

でも、その単純なことができなかった。心の声に耳を傾けることができず、無理をしているのが分かっていて、さらに無理を重ねていたのです。優先すべきは、「世間体」でも「過剰な責任感」や「周りの期待」ではなく、「自分の心の声」であることに、ここで初めて気づかされたのです。

それと、同時に「これからは、もっと心の声に従って生きよう。」と思いました。

結局、その説明の後。リラックスできる音楽療法を受け、それでこの日の診察は終了しました。薬の処方もなし。音楽療法のおかげか、心は少し晴れやかでした。

 

柴ゆき
柴ゆき
この診察で、「自分を大事にする。」ってことがどういうことか分かった気がするんだ。
ケロさん
ケロさん
いい先生に出会えてよかったね。

 

心療内科…初めての人にとっては、すごく敷居が高いものだと思います。先生によっては、ろくに話も聞かず薬出して終わりという人もいると聞くので、当たり外れがあるのは事実なのかもしれません。

その後の人生を大きく変えてしまいかねないので、病院選びは慎重にしたいものですが、行くことを躊躇する必要はないのかなとも思いました。

先生が合わなければ、最悪病院を変えればいいわけで、いい先生に出会うことで短期間で回復できることもあるからです。

特に心の問題は、自分1人だとドツボに入り込んで、どんどん深みに入ってしまいかねないので、冷静にアドバイスしてくれる第三者の存在ってかなり大切だと、私はメンタルを病んだ経験から学びました。

このお医者さんからも、ズバリ言われたけれど、全く嫌な気持ちにはならなかったのも面白い経験でした。(笑)

「あ、やっぱり私って『真面目』に見えるんだ!」って。(笑)

不思議なもんです。^ ^

一つ言えるのは、病気はなんでもそうだけど「早期発見」が大事!

私の場合、大学で心理学をかじっていたのと、よく好きで心理学などの専門書を読んでいたので、「鬱」傾向が早い段階でわかりました。このままだとヤバいと分かりつつも、進行を止められない辛さもありましたが…。

なので、私が心療内科にかかることができたのも、まだ「鬱」が浅い段階だったものと思っています。2週間もすれば動きたい欲求も出てきたので、立ち直りも早かったのです。

重くなってしまうと、睡眠障害や拒食過食など、日常生活が回らなくなってしまうこともあるので、できるだけ早めに休むなり通院するなりしてほしいです。

当たり前ですが「健康」よりも大切なものはありません。

仕事もプライベートも、健康な生活があってこそ楽しめるのです。

 

1人でも多くの人が、「自分の心に素直に」生きることができますように☆

柴ゆきが「衝撃の心療内科デヴュー!」という記事でお送りしました!最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!^ ^

 

◇柴ゆきのつぶやき◇

結局、心療内科に行ったのは後にも先にもこの一回だけでした。二ヶ月の休職後、職場復帰を決めたからです。学年の途中だったため、また同じ環境へ戻ることへの躊躇もありましたが、すでに私の心の中は「年度末で退職する。」ことで固まっていましたので、復帰には迷いはありませんでした。きついときもありましたが、「3月で辞める!」という思いを胸に、なんとか堪えた感じです。多方面に迷惑を掛けましたが、自分で下した結論でしたので後悔は全くありません。でも、もうメンタル病むのは嫌だなぁ、とは正直思ったりもします(笑)