こんにちは、タイトルセンスのなさに辟易しています。
不登校経験者で元教員の「柴ゆき」こと、柴田ゆき野です。
以前、「教員を退職した時の、周りの反応がこれだ!! (サイト内記事)の中で、まぁ思ってたよりも、「もったいない」と言われなかったという内容の記事を書きました。
というか、針のむしろのごとく「もったいない」の嵐を味わうことだろうと思っていたので、そのイメージよりも…という意味で…。
実際はどこそこで「もったいない。」と言われましたし、今でも言われます(笑)
ここいらで、その「もったいない」について分析しとこうかなと思い、この記事を書くことにしました。
退職・転職を考えている方で、周りからの「もったいない」で決断できずにいらっしゃる方の参考になれば、と思います。
きっと「もったいない」の意味はこんなもんです。^ ^
①才能を認めてくれているパターン
なんでしょうね?(笑)この出来の悪い寸劇は。
この「もったいない」は今回紹介する「もったいない」の中で唯一のポジティブなイメージのものだと言っていいでしょう。
相手が自分の実力を認めてくれていて、必要としてくれている場合に言われる「もったいない」です。
成長を期待されているということなので、言われたほうも嫌な気はしないと思います。
それゆえに、決心が揺らいでしまうこともあるかもしれません。
②キャリアを失うことを気にするパターン
この会社、業種は何なのでしょうね。(笑)
出世して、会社内でそれなりの地位がある場合に言われることも多いのではないでしょうか。
これに関して言えば、その地位も「会社内で」という大変限られた場所限定のものです。
自分自身に価値をつけたことにはならないので、本当に「もったいない」のかは疑問です。
③努力が水の泡になると思っているパターン
ちなみに、私が教員採用試験を受けたときの倍率が約10倍だったそうです。
それでも、やっぱり「もったいない」という人はたくさんいましたね。今の倍率が3倍前後と聞きますので、まぁそうかもしれませんが…。
ここで分かっておきたいのは、会社に入るためだったり、採用試験に受かるためにした「努力」がゼロになるわけではない、ということです。
入社試験なり、採用試験なり、それに向かって努力したという事実は消えません。
また、成功体験として残っている場合、そのノウハウを他に生かすということも十分可能なはずです。
これは、一番無視していい「もったいない」かと私は思います。
何が「もったいない」のか、自分で見極める。
以上で紹介した3つ以外にもあるかもしれませんが、なんでその人が「もったいない」というのかは人それぞれ違います。
「もったいない」は、美しい日本語として注目を集めたこともあり、この言葉を言われると立ち止まってしまう人も多いかもしれません。
ただ、迷っている間にも時間は刻一刻と進んでいっており、待ってはくれません。
私は、この迷う時間こそがもったいないと思うのです。
退職を決めた私に「もったいない」と言ってきたのは、他でもない同業者の先生たちでした。
その会話のニュアンスで、だいたいどういう意味か分かるのですが、その度に思っていたことが…
「この先生は、『辞めるのがもったいないから』という理由で、この仕事を続けているわけじゃないよね?!」
ということでした。
そんなわけないと信じたいところですが、話ぶりからどうしてもそうとしか思えない方もいらっしゃいました。
「辞めるのがもったいないから」という理由の仕事に、生活の大半の時間を奪われることこそ「最高にもったいない」ことですよね。^ ^
「もったいない」と言う言葉は嫌いではありませんが、なんでもかんでも「もったいない」って言っときゃいいみたいなのは好きじゃありません。(笑)
ちゃんと、自分の人生を軸として、自分なりの優先順位をつけた上で、「何がもったいないのか、自分で見極めること」が必要かと思います。
とは言え、私も退職を決めるときは相当迷いました。
最終的には「やりたいことがはっきりしているし、それができる環境があるのだから迷う必要はない!」と思い踏み切りましたが。
周りの言うことは気にせず、自分の心が動くことに時間を使いたいですね。^ ^
今回は、「『今の仕事辞めるの?もったいなくない!?』この『もったいない』の意味を本気出して考えてみた。」と言うタイトルでお届けしました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
◇柴ゆきのつぶやき◇
“Time is money.”ならぬ“Time is life.”という言葉。だいぶ有名な言葉なので知っている人も多いことでしょう。「寿命」という言葉がありますが、それは「私たちに残された時間」です。つまり、「時間」とは「命」のことなんですよね。この言葉を知ってから、時間に対する私の意識は大きく変わりました。時間を大切にすることは、命を大切にすることです。1分、1秒を、大切に。^ ^