あなたは人生で後悔していることがありますか?
あるならば、それは過去のことですか、それとも今も進行形で後悔していますか?
そんなあなたが、「もしあした死ぬとしたら、あなたは何をしますか?」
そうなんですよ。
日本人の平均寿命は伸びて、人生100年と言われるようになって久しいですが、いつ死ぬかなんて誰にも分からないんですよね。
こう言っている次の瞬間に、事故で死ぬかもしれないし。
明日大地震が起こって、家族や恋人も死んでしまうかもしれません。
人生何が起こるか分からない、自分ではコントロールできない一面が必ずありますね。
だからこそ、コントロールできる部分は大いにコントロールするもの!
そのことに気づかせてくれるのが、今回おすすめする本、ひすいこたろうさん著の「あした死ぬかもよ 人生の最後に笑って死ねる27の質問」です。
今回は、わたしのおすすめの本を紹介します!
「あした死ぬかもよ?」との出会い
私が、この本に出会ったのは、教員8年目に鬱に片足突っ込んでしまい休職していたときでした。
よく行く本屋さんで、平積みされていたのがこの…
「あした死ぬかもよ?」
即答でした。笑
あまりにショックだったので、最初に見たときは買うことができず(笑)
しかし、その衝撃的な質問が引っかかり続けていたわたしは、数回足を運んだ末に買って読むことにしました。^ ^
休職期間中のわたしは、復帰する時期について悩んでいたと同時に、このまま教員として来年度も働き続けるのかと自分の進む道についても悩んでいました。
この本を読んで「退職する決意」ができたと言っても過言ではありません。
それくらい、わたしの価値観にうったえかけてくる本でした。
あした死ぬとしたら、あなたは何をしますか?
もしあした死ぬなら、と問われて、あなたの頭にはなにがよぎりましたか?
「冷蔵庫のプリン食べなきゃ!」みたいな、小さなことや
「だったら、貯金はたいて一晩豪遊するわ!」という非日常的なこと
たくさん思い浮かんだ人もいれば、何も思い浮かばなかった人もいるかもしれません。
わたしの場合は、
「こんな悩み続けた状態で、なにも行動を起こせずに死ぬのはいやだ!」
ということでした。
つまり、わたしの願いは「行動を起こすこと」だったのです。
なぜ、当時のわたしは行動を起こせなかったのか?
「やめることは逃げること」
「やめるのはもったいない」
転職をほのめかすと、こう言ってくる人は多いですが、経験上無視して大丈夫です。
それが「転職をしたこと」がない人たちの言葉なら、なおさらです。
と、まぁ今なら、そう言えるのですが、当時のわたしは新卒で小学校の先生になり8年目。
それなりに経験も積んできて、それなりに成功体験も積んでいました。
1つ問題だったのは、わたしはいろいろなことをあきらめて「学校の先生」になっていたということでした。
小さいときの「漫画家」の夢をあきらめ、中学生以来いだき続けていた「スクールカウンセラー」の夢もあきらめて、わたしは「先生になること」を選びました。
自分の中で、ひとつひとつ整理をつけてきたつもりでしたが、あきらめていたことは確実に、わたしの中で「後悔」となって残っていたのです。
その後悔を墓場までもっていくの?
後悔と妖怪…にている。
よく言いますが、「やったことに対する後悔」より「やらなかった後悔」の方がタチが悪いですよね。
やったことに対して失敗したとかなら、時間が経てば笑い話なんですよ。
告白してフラれたことだって、第一志望の大学に落ちたことだって、自分が行動を起こした末の失敗なら、後悔にはなりません。(これはわたしの体験談。笑)
もちろん、直後は「告らなきゃよかった。」とか悔やむものですが、そこでの学びは次につながるんですよね。
それに対して「やらなかった後悔」の後味の悪いこと悪いこと…。笑
ずーっとついて回るんです。この気持ちの悪さが!
忘れたと思っても、なにかをきっかけにまた復活してくる。
その後悔を墓場まで持って行きたい人〜?
…当然いませんよね。
じゃあ、どうしたらいいか。
行動するのみです!
自分でコントロールできるところに注力しよう!!
会社の仕組みなんかを変えようと思ったら、大変なのは当たり前なんですけど、自分に合う会社を見つけることだったら、個人にもできますよね。
もちろん、その会社に思い入れがあるんだったら、仕組みを変える方に尽力すればいいかもしれません。
「会社の仕組みを変えること」が、自分の本当にやりたいことなら、ですけど。
もし、そうじゃないなら、自分の心の声にしっかり耳を傾けて、自分でコントロールできるところを変えていく方が、よっぽど現実的です。
あなたは今、自分の人生を生きていますか?
要は、「人生の決定権を自分で握っているか」ということです。
わたしの場合も確かに最終的には自分で決めてはきました。
先生になることも、です。
ただそこには大いに、親の価値観や世間体が含まれていたことは言うまでもありません。
周りから影響を受けることは、悪いことではありません。
むしろ普通なことです。
大切なのは、「本当に納得して決めたのか?」ということ。
そうでなければ、わたしのように後悔だけが残ります。
「あした死ぬかもよ?」の中で、ひすいこたろうさんは27の問いかけを読者に投げかけられます。
◇いま抱えている悩みは、たとえ人生最後の日であっても深刻ですか?
◇あなたの死亡記事が出ます。なんて書かれたい?
◇半年後死ぬとしたら、いまの仕事やめる?
などなど。
ひとつひとつの質問に、じっくり向かい合い、心の声に耳を傾けていくうちに、自分の正直な気持ちに出会えると思います。
自分の気持ちに正直に行動することって、単純に気持ちいいんですよね。
そのことに気づかせてくれた、わたしに自分の人生を生きるきっかけをくれた、恩人のような本です。
まとめ – こんな人に読んでほしい!-
☑︎これ以上後悔を積み重ねたくない!
☑︎やりたいことはあるのに、行動にうつせない!背中を押してほしい!
☑︎あれこれ言い訳をしてしまい、動けない自分を変えたい!
☑︎人生の最後に笑っていたい!
きっとわたしは、今後もときおりこの本を開いて、そのときそのときの自分を見つめ直すことでしょう。^ ^
わたしのように、行動にうつせなくて悩みばかりがふくらんでしまう人には、ぜひ1度手にとってほしいと思います。
たくさんの人が、笑顔で毎日を過ごせますように!
追記:更新にあたって
この記事を書いて数年が経ちましたが、「あした死ぬかも」というフレーズを思い出さなかった日はないといっても過言ではありません。
この本を読み、自分の心の声に耳を傾け、実行する日々を送ってきたわたし。
夢のまた夢だと思っていた『スクールカウンセラー』の仕事につくことができ、イラストや漫画でお金をいただくようにもなりました。
わたしが人生の犠牲にして、あきらめてきたことなんて、自分がその気にさえなれば叶えることができるものだったのです。
一人でも多くの人が『自分の人生』を生きることができますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!^ ^
◇柴ゆきのつぶやき◇
鬱によって休職してしまったわたしですが、その期間にこの本と出会い、またその期間に昔大好きだった「絵を描くこと」や、「ブログ」に再会。いまに至ります。その当時は、メンタルを病んでしまい、休職騒ぎまでなってしまったことに対して、情けないというネガティブな感情しか湧かなかったのですが、どん底を経験することで見えてきたのが「自分が本当にやりたいこと」でした。鬱や休職もいまとなっては、いい経験です。^ ^
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