今回は、「HSPあるある『約束の日が近づくと憂鬱になる症候群』」と題して、HSP特有の不思議な感覚についてお届けしていきます!
「約束の日が近づくと憂鬱になる症候群」とは?
例えば、友達と遊ぶ約束を一週間後にしたとします。
とっても仲の良い友達で、付き合いもそこそこ長い。約束したことは楽しみで、夜スケジュール張にハートマーク付きで予定を書き込んだりしたとします。
その後も、「何着て行こうかな。」とか考えたり、一緒に行く予定のお店をネットでリサーチしたりと、楽しみにしていたはずなのに…
なぜか、一日一日とその日が近づいてくるにつれて、心の中に黒い雲がもくもくと…。
「なんか不安だ。」「なんかモヤモヤする。」本当に、これくらいの曖昧な感覚なんですが、確実に胸の中にある。自分でも、2〜3日前までの自分の感じ方との違いに戸惑うのですが、そういう不思議な感覚です。
相変わらず鋭いカエルですね。(笑)
この感覚が分かる人の中には、できるだけ「先の約束」をしないようにしている、という人もいるみたいです。
「生きづらさを生きやすさに!」するために、柴ゆきなりに、この感覚を分析してみることにします。
分析①その場のノリで約束してしまった!
これは…お人好しで押しに弱いHSPさんには、結構多いのかなと思います。
私の場合は、知り合ったばかりの人と約束をして会うことになった時が、まさにこれですね。
断ったら申し訳ないかな?とか。
もしかしたら、相手も気を遣って私を誘ってくれてるのかな?とか。
約束する時点で深読みしがちだったりします。(笑)
一度約束をしてからも、気になりっぱなしで、ドタキャンしたい衝動に駆られることもしばしば。でも、お人好しなので、ドタキャンなんてできません。
天気崩れないかな?とか、相手の都合が悪くならないかな?とか、自分以外の要因で約束がなくなることを祈ることしかできません。
または、約束した時は自分も盛り上がっていて、ノリで次の約束をしてしまった!という人も多いかと。
そういう経験をするたびに、「次は断ろう!」と決意するんでけど、それができないのがHSPだったりするんですよね(笑)。
そういう、その場しのぎの断り文句をいくつか用意しておくだけで、随分と人付き合いは楽になるものです。実際に約束自体を断ろうと思ったときも、一度保留にしておけば、ゆっくり「断る理由」と「伝え方」を考えることができます。
あとは、電話なりLINEなり、自分にとって負担にならない方法で断れば言い訳です。顔を合わせなければ、「断る」ハードルもぐぐぐっと下がります(笑)。
乗り気じゃない約束は、ストレスでしかないわけので、避けられるならば避けたほうがいいですね。
以上が、分析その①でした。
分析②は、とってもHSPさんらしい理由かと…。
分析②楽しめるかどうか、不安。
私の場合は、仲良しの友達(一対一、複数問わず)との食事の約束などがこのパターンに当てはまります。
食事が絡んでくると、私には別の不安(なんか気分悪くなる時がある)があるため、それも関係しているかもしれません。
上手な言い方が見当たらないので思ったまま書きますが、
「いつも楽しいし、次の約束もとっても楽しみなんだけど、次もちゃんと楽しいかな?」っていう不安です。(笑)
それと、「みんなが楽しめるように、自分は振る舞うことができるかな?」っていう不安もプラスされます。
HSPさんは、その場の雰囲気に敏感ですので、みんなが楽しめる雰囲気になることを望んでいるのですが、それがちゃんと実現されるかなという、不安。
みんなが楽しめないと意味がないから、自分が途中で体調悪くなったりしないように結構必死です。
突如気分悪くなる傾向にある柴ゆきは、食べるものにも結構気を使いますし、その対策にだいたいいつもミント系ガム常備。加えていうと、突如尿意を催す傾向にもある柴ゆき(笑)は、水分摂取量にも大変気を遣っています。
なんともめんどくさい体質です。
しかしながら、死ぬまで付き合っていかねばならぬ自分の身体ですので、こういうときの対策もなんとなーく、身につけてはいます。うまくいかない時もしばしばありますが。
対策としては、月並みですが、具体的に当日のシミュレーションをしておくことですね。
行く場所が決まっているなら、その場所の特色、駐車場やトイレの場所、その他道中で休憩できそうな場所を確認しておく。
これしておくと、ここでトイレ行っといたほうがいいとか、足元はサンダルよりスニーカーがいいとか、お土産はここで買ったほうがいいとか、みんなにも情報提供できるので、一石二鳥だと思っています。
ちょいと一手間ですが、楽な気持ちで当日を迎えるためにも欠かせないことですので、私はやります。(笑)
あ、自分1人の時は結構いきあたりばったりですよ。だって、どうにでもなりますから(笑)
どこで休もうが、どこで何食べようが、自分1人ならどうとでもなるので、そういう時は行きながら調べることが多いですね、私は。^ ^
最後の分析③は、HSPさん以外にもあるあるだと思います。
分析③「楽しみなこと」が終わってしまうことへの憂鬱感。
私の場合は、ひとり旅とか、観劇の予定とかがこのパターンだったりします。
旅行は、準備をしている時が一番楽しいって、よく言いますよね。
いざ出かけてしまえば、終わる時が見えてきてしまうので、予定が近づくにつれて憂鬱になっていきます。
「楽しみだった予定」が、もうすぐなくなってしまうことへの残念さですね。
まぁ出かけたら、結局楽しんじゃえるので、このパターンはあまり深刻ではないかもしれません。
この場合の対策も、「次の楽しみな予定を入れる。」ことくらいでしょうか。毎日小さな楽しみを見つけておくこともいいかもしれません。^ ^
ということで、今回はHSPあるある「約束の日が近づくと憂鬱になる症候群」というタイトルで、HSP特有の、約束にまつわる不思議な感覚についてお届けしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
◇柴ゆきのつぶやき◇
分析②の「その場が楽しい雰囲気になるか不安」という感覚は、度が過ぎると対人恐怖症や不安障害などの要因になりかねません。この感覚が原因で、人と関わるのが怖いとか、人と会う約束ができない、いつもドタキャンしてしまう、など日常生活に支障をきたしている場合は、カウンセリングを受けるなど適切な対応をとって、無理のない範囲で対人関係を調整するスキルを身につけて行く必要もあるかと思います。よりよいHSPライフを!^ ^