不登校

実録!私の不登校時代の過ごし方。

柴ゆき
柴ゆき
こんにちは。元不登校ブロガー「柴ゆき」こと柴田ゆき野です。

今日は、わたし自身が不登校時代どのように過ごしていたかについて触れてみたいと思います。

 

寝る以外は、ほぼ絵や漫画を描いていた。

まず、私の不登校はHSC気質による不適応、それに伴うエネルギー切れによるものだったと私は考えています。

初めの頃は、頭痛や腹痛、微熱などの身体症状を訴えていましたが、次第に「行きたくない」気持ちを認められるようになりました。

私はとにかく学校へは行きたくないんだと。(笑)

エネルギー切れ状態ですので、エネルギーを回復させる作業が必要です。体のエネルギーではなく心のエネルギーです。

これは、大人も子どもも同じかなと思うのですが、心のエネルギーを回復させるための唯一の方法は「好きなことをする」ことだと思います。

私の場合、それが「絵を描くこと」でした。

物心つくころから、チラシの裏に絵を描きまくっていた私。当時、そんな上手ではなかったと思うのですが、純粋に「好き」なことが絵だったのです。

そして、その頃の私の特徴として「自分で描いた絵を誰にも見せなかったこと」があります。本当に、自分で楽しむためだけに描いていたのです。絵だけが、ありのままの自分をさらけ出せる居場所だったのかもしれません。

現実逃避のために、ひたすら寝ることもありましたが、そんなにずっとも寝ていられません。少し動けるようになってくると、起きている時間のほとんどを絵や漫画を描いて過ごすようになっていました。

 

お見舞いに来られても気づかないほどの集中力(笑)

実は私、不登校期間中、1週間ほど入院したことがありました。5年生のときと6年生のときに一回ずつ。小児科病棟にお世話になりました。

 

ケロさん
ケロさん
なんで?体調悪かったの?
柴ゆき
柴ゆき
いやさー。はっきりしたことはよく分からないんだけど、緊急避難的な感じだったのかなぁって、今は思う。

 

緊急避難…何から?って感じですけど、おそらく

「こじれまくった親子関係」かと(笑)

特に「母と私」の関係ですね。「何としても学校に行かせたい母」と「何としても学校に行きたくない私」。朝からバトルが繰り広げられることもしばしば。私のかかりつけ病院は、その以前、母が勤務していた病院でもあり、何か特別な計らいがあったのだと思います。

もしくは、母からお医者さんに相談をしたか。

小児科の先生は、優しくて大好きでした。

自分の体調不良はいわば仮病だとも、当時の私でもうっすら気づいているわけです。それでも、ちゃんと聴診器当てて、お腹触ったりして体調を確認してくれるので、病院に行くこと自体は、そんなに苦じゃなかったです。

そして、一週間の入院。

 

ケロさん
ケロさん
どんな気分だった?
柴ゆき
柴ゆき
なんか申し訳なくって。何でもないただ「学校行きたくない私」に、点滴打ってくれて、病人扱いしてくれて(笑)

 

緊急避難だったとも思うのですが、「学校を休める理由」を作ってくれていたのかもしれないな、とも思います。

その入院中に起こった出来事。これ、今でもよく覚えているのですが…

 

 

先生に気づかないくらい熱中(笑)

当時の自分に言葉を掛けるなら「熱中できることが一つでもあってよかったね!」って言って褒めてあげたいです。

 

今も昔も絵に救われていること。

不登校時代、私は「絵」に救われました。

絵を描いている時間は無心でいられたのです。「学校に行っていない自分」を忘れさせてくれたのが「絵」でした。

別記事で詳しく書こうと思っていますが、「初めての一人暮らしにホームシックになった時」も「社会人になりたてで苦しかった時」も「メンタル壊して休職した時」も私は絵に相当救われて来ました。

私がどん底にいるとき、光となって道を示してくれるのが「絵を描くこと」でした。

何か挑戦をする時に、そっと背中を押してくれるのも「絵を描くこと」でした。

そして私は今も絵を描いています。

絵を描くことで、一番救われているのは、他でもない「自分」なのですが、その絵で誰かを勇気付けることができるなら、と思いブログでも絵を公開することにしました。

10年近く触っていなかったペンタブにも再挑戦しているところです。^ ^

 

不登校で悩んでいる人へ

だいそれたアドバイスなんてできませんが、一つだけ覚えていておいてほしいことは、「好きなこと」を見つけてほしいということ。

別に極めろとか、○○で一番になれとかまでは言いません(笑)

もちろん極めることに越したことはないのでしょうが、生きていくためだけなら、そこまでなる必要はないかもしれません。

大切なのは「誰かと比べる」ことではなくて「自分がいかにのめり込めるか」だと思います。

のめり込んだ「モノ」なり、のめり込んだという事実は、きっとあなたを救ってくれます。だって一つのことにのめり込めるってことは、それ自体が大きな才能なわけだから。

絵でも、ゲームでも、料理でも、本でも、お笑いでも何でもいいです。

「こんなのに熱中して、将来どうなるんだろ?」って考える必要はありません(笑)

とにかく、のめり込んでみる!

私は基本引きこもっていたので、インドアでできることをしていたわけですが、外に行けるならどんどん出て行った方がいいと思います。

好きなことを見つけて、素敵な不登校ライフを送ることができる人が増えるといいなぁという願いを込めて…。

 

今回は、「実録!私の不登校時代の過ごし方。」というタイトルでお届けしました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。^ ^