「死」を体験できるとしたら、みなさんは体験してみたいと思いますか?
生きているうちに、「死」を体験できる…?どういうこと?
確かに不思議ですよね。^ ^
ということで、この度経験して参りましたことを、まとめてみたいと思います。
「死の体験旅行」って…?
そうですね!\(^o^)/
あくまで死の「体験」旅行なので、実際に死ぬわけではありませんよ!笑
はじめはホスピスで働く人向けだった
この「死の体験旅行」は、ホスピスで働く人が、死を目前に控えられた患者さんの気持ちに寄り添えるように、との意図で行われていたものだそうです。
それを一般向けに開発されたものが、今回のワークショップ「死の体験旅行」。
死が間近に近づくと、人は何を想い、どんな感情を抱くのか…
「死の体験旅行」では、少しずつ自由が奪われていく感覚に合わせて、自分の大切なものを手放していくのです。
漫画「『死の体験旅行』記」
「死の体験旅行」に参加するメリット
わたしが考える、このワークショップに参加するメリットは…
◇自分にとって「大切なもの」を見つめ直すきっかけになる
◇身の回りの「当たり前」に感謝の気持ちがわく
◇今後の人生をどう生きるか考えさせられる
何でもない日常がキラキラ輝いて見える。
いちばんのメリットはこれではないでしょうか?
何気ない、当たり前だと思っていた日常の風景が、ワークショップを受けたあとは、キラキラ輝いて見え、愛おしくてたまりませんでした。
わたしの心は、感謝の気持ちであふれていました。
本当に「大切なもの」に気づくことができたからだと思います。
このことだけでも、ワークショップを受ける価値があると思います!
逆に、ちょっと注意してほしいパターン
上記のように、メリットの多いこの「死の体験旅行」ですが、ワークショップの最初にファシリテーターの方が注意されるように、やや注意が必要なパターンもあります。
感傷的になり過ぎて、ワークショップを続けられない場合があるようです。(まぁ、それだけ自分の内面と向き合うことができるというメリットでもあるのですが)
わたしが参加した回では、続行不可までの状態になる方はいらっしゃいませんでしたが、女性の参加者は、ほぼほぼ涙されていたのではないでしょうか…?
その状況からも、たまに感極まって続行不可になる方がいても不思議ではないかな、と思います。
わたしが思う、おすすめできないパターンは
◇最近身近な人の「死」に触れた
◇自分が何らかの病気にかかっており、体や心が弱っている
◇想像力があり過ぎて、感情移入し過ぎてしまうことが多い
以上のような傾向のある方は、参加する場合「途中で続行不可」になる可能性も視野に入れておいた方がよさそうです。^ ^
ちなみに、続けることができなくても大丈夫なように、最初に説明がありますので、安心してください!
気をつけないといけない場合もありますが、わたしはぜひ多くの人にこのワークショップを体験してほしいと思っています。
心が満たされる感覚、あふれ出てくる感謝の気持ちを、少しでも多くの人に感じてほしいからです。
お近くで「死の体験旅行」が開催される場合は、ぜひ参加されてみてください。
不思議であたたかい、死の世界へ、旅行してみてはいかがですか?^ ^
◇柴ゆきのつぶやき◇
死の体験旅行では、大切なものをひとつずつ手放していくわけだけど、意外なものが最後に残ることもあるそうで。わたしの場合は「旦那」(笑) …最初は、自分の好きなことが残ると思ったんですけどね。あのね、捨てられなかったんですよね。旦那(笑)最後まで…捨てられなかったんだよなぁ〜。