こんにちは。
生れながらの不器用人間、『柴ゆき』こと柴田ゆき野です。(*^^*)
HSPって何の略?
HSPとは、Highly Sensitive Person の略です。
直訳すると、とっても敏感な人、人一倍繊細な感性の持ち主です。
病気ではなく、気質。生まれ持ったものです。なので『治る』『治らない』で議論するものではなく、『付き合っていくもの』。
ちなみに、HSPと判別するためには、以下の4つの特徴すべてに該当する必要があります。
①物事を深く処理する
②刺激に圧倒されやすい
③共感的、感情的な反応が高まりやすい
④些細な刺激にも気が付きやすい
具体的に、どんな気質なの?
同じHSPの人でも、持っている気質と強さは人それぞれ。
チェック項目を一部抜粋すると…
✔毎日一人でいる時間が必要だ。
✔誰かの怒りを感じると、たとえ自分に向けられていなくても、ストレスになる。
✔ほかの人の痛みが、自分の神経の奥深くに入り込んでくる。
✔ほかの人たちが不快に思わないような音も、ひどくいら立たしく思えることがある。
✔日々、どんな失敗が起こりうるか予測して対応策を考えることに、多くの労力を費やしている。
などがあります。
疲れます。(笑)
以上のような、性質があるため、普通に生活していても神経がすり減ってしまうのが、HSP気質の悩みです。
特に自分自身がその気質に気づいていなければ、「なんで、他の人は平気なんだろう。」とか、「自分の我慢が足りないのかな?」と、間違った劣等感を抱いてしまうこともあります。
マイナスばかりじゃない!HSPのメリット
繊細で、傷つきやすい、内向的なHSPさんですが、その繊細さゆえのメリットもあります。
✔ 想像力がある。
✔ 常にアンテナを張っていて、周囲の人がどんな気持ちでいるか察知することができる。
✔ 勘が良い。
✔ 真実な何かを見抜くのがうまく、ほかの人の欺瞞にもすぐ気づく。
✔ 新たな可能性や選択肢に気づくのが得意だ。
チェック項目を見てもこのような項目があるように、決してHSP気質を持ち合わせていることで、全てがマイナスに働く訳ではありません。
むしろ、HSPであるメリットをうまく使っていけば、本当にHigh Specな人になれるのでは、と可能性を感じています。
HSPと発達障害がい
HSPは生まれながらの『気質』であることは上述した通りです。
そしてHSPとは『心理学的な概念』でもあります。
ちなみに『発達障がい』は医学的な概念です。
なので同列で語れないのがこの二つの概念の難しいところ。
しかし、HSPの特性で含まれる『感覚の敏感さ』や、繊細さゆえに起こる『社会的なコミュニケーションで困難を感じやすい』ことなどは発達障がいの一つである『ASD』の特性にも含まれます。
生活が成り立たないくらい困っているなどの場合には自己診断は避けたほうが無難です。
◇まとめ◇
◆人一倍繊細で気付きやすいのがHSP
◆勘がいい、創造力があるなどのメリットもある。
◆困りが大きすぎる場合は発達障がいなどの可能性も考えてみる。
一人でも多くのHSPさんにとって、生きやすい世界になりますように ^ ^
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
◇参考文献◇
HSPさんのことを知るための入門書のような本です ^ ^
鈍感な世界に生きる敏感な人たち [ イルセ・サン ]
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