はい。ミーハークラシックおたくの柴雪と、クラシックは超ド級の初心者のうちの旦那が行ってきたコンサート。
それは「キヨヅカ☆ランド」です!
キヨヅカ☆ランドとは、ピアニストの清塚信也と謎のサラリーマンピアニスト(新ジャンル!)の高井羅人のピアノ連弾ユニットである!ちなみに2人は同じ音楽教室の出身で、幼なじみらしいよ!
清塚さん、連弾ユニットもされてたんですね〜。^ ^
私が清塚さんを知るきっかけになったのは、「さよならドビュッシー」の岬洋介役をされたとき。
演技もできて、ピアノもできる!ってすごい!って思ったら、ピアニストさんだったという衝撃の事実を知り、ただただ「すげぇな。」と思った記憶があります。(笑)
最近は、ワイドナショーなどのバラエティにも出られていますね。楽しみにしています!
そして、高井羅人さん。
ポスターのプロフィールから分かるのは、「3歳よりピアノをはじめ、大学卒業後ドイツに7年間留学をしていた、謎のサラリーマンピアニスト」ということだけ!
ビジュアルは、メガネがよく似合う草食系男子といったところ。(笑)
行けば謎は解けるはず!と、今回は事前調べをしませんでした☆
それでは、キヨヅカ☆ランド開演です!!
第1部 〜有名作曲家で聴くクラシック音楽の変遷〜
ここからは曲目と、私の覚えている限り清塚さんのトークを紹介していこうと思います。が、うろ覚えのところもありますので、広い心でお楽しみいただけたらと思います。
◇清塚信也編/主よ、人の望みの喜びを
◇J.S.バッハ/イギリス組曲3番より イントロダクション〜ガボット〜ジーグ
開幕の2曲は、バッハの曲でした。
こんな感じで、ちょいちょいクラシック音楽や作曲家にまつわるトリビアを入れてくださる清塚さん。^ ^
大谷楽器店の主催のコンサートということで、生徒さんと思われる小さいお子さんもたくさんいらっしゃる中、クラシックをより身近に感じられるような気遣いが感じられました。
さて、バッハの2曲が終わった後のトークで…
お!高井さん登場か!!
サラリーマンピアニスト・高井羅人さんは、めちゃくちゃ緊張しぃ!!
なんかわからんけど、かわいいな!高井さん!!
という紹介をされて、高井羅人さん入場〜!清塚さん、キレッキレです。笑
◇C.P.E バッハ/ピアノソナタ ロ短調 Wq.55/3 「カンタービレ」(高井さん)
高井さん。口数は少ないけど、とてもいい声をされています。^ ^
なんて会話もありました。^ ^ 笑
◇モーツァルト /ピアノソナタ第14番 ハ短調 K.457 第1楽章
◇クレメンティ/ソナチネ ハ長調 Op.36-1 第1楽章 (高井さん)
で、モーツァルトを清塚さんが、クレメンティを高井さんがそれぞれ弾かれるわけですが、
私は見ていました(笑)
清塚さんが弾かれているときに、高井さんは、自分が座っている椅子の高さを調整されていたんですよね。
で、いざ、高井さんが清塚さんと交代し、ピアノの前の方の椅子に座られたのですが…
高井さん、笑わせてくれますね〜。笑
◇ベートーヴェン/ピアノソナタ第14番 「月光」
クレメンティが終わると、一旦高井さんは舞台袖に入られました。「後半もがんばってもらうため。」だそうです。(笑)
ソナタは、構成が壮大であることや、作曲家が自らの威信を賭けて作るものだという真面目な説明の後に、
そして、なぜかそこで咳ばらいが起こるんです!それでグッとクラシックっぽさが出ますので、その辺りも楽しんでください。
第1楽章と第2楽章などの章の間は、「拍手はしないけど、するのかしないのか分からないもどかしい感じ」を楽しみつつ、咳ばらいをするとクラシックっぽさが出る!
いちいち笑させてくれますね。
ちなみに、演奏中、第1楽章が終わったところで、ちらりと客席に視線をよこす清塚さん。本気で笑わせにきている感じがしました。笑
ピアノソナタ「月光」をもって、第1部は終了〜♫
半分はトークだったのではないでしょうか?笑
ここで20分の休憩に入ります。
第2部 〜クラシックそして、オリジナルの連弾曲〜
◇リスト/愛の夢
リストの手の大きさは有名ですよね。彼の作曲した曲は技巧的な難しさもそうですが、ピアノ弾きを苦しめるのはオクターブの多さ!手の力が続きません…。
もちろん私は、リストの曲なんて1曲も弾けません!弾ける人尊敬します!!
余談ですが、清塚さんの今日の手の大きさは通常仕様ということでした(笑)ほどほどのギャラってことで…?笑
◇メンデルスゾーン/無言歌集より「春の歌」Op.62-6 (高井さん)
◇シューマン/幻想小曲集 第2番「飛翔」Op.12-2 (高井さん)
そして、病んでたシューマンの曲と、疑惑ありのメンデルスゾーンの曲を高井さんが弾かれました。(笑)
ここでもね、高井さんが笑わせてくれます。
第1部のイスを替えて欲しいときと同様に、ちらりと振り向き清塚さんにこそこそお願いする高井さん。
清塚信也に譜めくりをさせる男、高井羅人。
あきれる演技(ですよね?)をしつつ、ピアノの脇に立ってくれた清塚さん。
途中、わざとなのかめくるのを忘れていらっしゃったようで、高井さんの方がチラリと目線で「めくってほしいアピール」をされていました(笑)
ちなみに高井さんは、ロマン派の中ではシューマンがお好きらしいです。^ ^
◇ショパン/英雄ポロネーズ
英雄ポロネーズ好きなんですよね〜。私。笑
まさか今回聴けると思っていなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったんです…!
英雄ボロネーゼではなく、英雄ポロネーズ!ポロネーズとは、ポーランド風という意味で、ポーランド起源のダンスやそのための曲の形式を指す。ショパンは、故郷を思って「ポロネーズ」を作ったが、10代で故郷を出て以来、帰ることも叶わないまま亡くなった。
さて、ここまではクラシックの曲でしたが、この先はオリジナルの連弾曲が4曲続きます。
◇清塚信也編(モンティ=ビゼー)/チャルメン
有名なバイオリン曲「チャルダッシュ」とオペラ「カルメン」を融合させて曲だそうです。
そう、ここからが連弾!
連弾って、ピアノの発表会以外で見るの初めてです…(笑)^ ^;
連弾…。
これがねぇ…。
すっごいいい!!
お二人の息がぴったりなのもさることながら、「楽しい!」ってエネルギーがすごく伝わってくるんですよ!!
とか言いつつも、ときおり座る場所替わっていらっしゃいました。笑
主に高井さんが動いて、清塚さんはそのままスライドする感じで。笑
◇清塚信也/Variation for DEVIL ~Four Hands ver.~
ちなみに、今回の連弾では、高井さんも暗譜していらっしゃったようで、楽譜は置いていなかったんですが、以前のコンサートなどでは楽譜を置いていらっしゃったようで…
高井羅人さんは、楽譜は人にめくらせるのに、演奏中メガネを直すテクニックはもっている!!
サラリーマンピアニスト・高井羅人さん。おもしろすぎます。
確かに弾く直前とかも、よくメガネに手が伸びていましたね。無意識のようです。笑
◇清塚信也/Baby,God Bless You ~TBS系 金曜ドラマ「コウノドリ」(2015)メインテーマ
清塚さん曰く、綾野剛さんに無茶振りされた曲だそうです(笑)
さぁ、プログラムもいよいよラスト。なんですが、ここでも清塚節が炸裂していました。
言っちゃうんだ。
と盛大な拍手を要求された清塚さん。(笑)
ですが、最後に清塚さんからファンとしてはありがたい提案が!
そうです。アンコールではスマホ解禁!撮影許可がおりました。録画もOK。
清塚さん、サービスいい!!ありがたい!!!
ちゃんと笑いに持っていくあたりが、さすが「すべらない話」出演を狙っている清塚さんらしいというかなんというか。
とにかく!アンコールで撮影許可がおりたのは感動!と、その前に最後の曲!!
◇清塚信也/agitato!
数度やりなおしをさせられる高井さんでした。
キヨヅカ☆ランドの看板曲というだけあって、とってもかっこいい曲でした。
そして、アンコール。
アンコールは適当に…って清塚さん本当ですか?
その場のノリ?即興ってことでしょうか?
タイトル明かされませんでしたので、ちょっとよくわかりません。
ただ1つわかったのは、お二人が「連弾」をとっても楽しんでいらっしゃるっていうこと。
ときどき、清塚さんが高井さんにちょっかいをかけたり、お互いに顔を見合わせて笑顔になられたり、途中何か小声で話されていたりと、なんだろう…仲の良さを見せつけられている感じ(笑)
素敵だなぁ、と思いました。^ ^
キヨヅカ☆ランド 感想まとめ
ピアノのコンサートだから、2時間以内かな?と思っていたのですが、13時半開演で終了は16時くらいでした。トークもたっぷりで大満足!
清塚さんの軽快なトークに、高井さんの天然を思わせるやりとりにと非常に楽しませていただきました!
あ!もちろんピアノも!!笑
トークショーの合間にピアノを聴く感じで、なんか新しかったです(笑)
またピアノが好きになりました。ありがとうございました!!
またぜひ熊本来てくださいね〜^ ^