教員生活

教員免許更新制度の無駄を大検証!!

柴ゆき
柴ゆき
今週末の更新講習でラストです。なんだかんだ言って、ちゃんと免許更新講習受けました。柴ゆきです。
ケロさん
ケロさん
しかも2年猶予があるのに、1年目の今年で全部取ってしまうという優秀っぷりを発揮しているらしいじゃない。
柴ゆき
柴ゆき
ははは。ケロさん。何で知ってんの。

 

こんにちは。

教員退職した私が、なぜ今更免許更新講習を受けているか…

それはもちろん、いつか気が変わって学校現場に復帰したくなる日が来るかもしれない…というわけではなく(笑)

今の職場も教員免許保持者という点で採用してもらったからに他なりません。

 

でも、はっきり言うと次(10年後)は受けないと思います。^ ^

予定は未定ですが、たぶんもう教員免許に頼らなくても大丈夫…というか、教員免許の存在意義が最近かなり危うくなっていますよね。

教員不足問題はかなり深刻らしく、採用試験の倍率がどこの自治体でも下がっていることは有名ですが、それに加えて休職者や産休・育休の代わりの先生がなかなか見つからない状況が全国的にあります。

 

その結果、免許失効者でも臨時免許を交付し、教壇に立たせたり、中学校などでは専門の教科外を担当しなければならない状況だったり、と、現場は対応に追われています。

 

そして、現場の先生たちを悩ませているのがこの「免許更新制度」

 

受ける前から思っていたし、実際講習を受けて見て思ったけど、はっきり言って「無駄」です。(笑)

 

教員の質を保ちたいなら、他にやるべきこと、できることがあるはず。

この記事では、教員免許更新制度の無駄を検証してみたいと思います!

 

全額自腹と休み返上のダブルパンチ!!

柴ゆき
柴ゆき
まずは、受ける側のデメリット。もうね、これ嫌がらせレベル。
ケロさん
ケロさん
まぁ、全額自腹は他の資格でも聞くけど…。休みまで返上しなきゃいけないの?

 

◆ざっくり解説☆「教員免許更新講習」◆

◇講習期間2年間

◇講習回数…基本的に5回(1日6時間×5日

◇講習費用…1回6000円(つまり6000円×5で総額3万円なり)

 

講習内容は、教育事情や、教科に特化した講義、組織マネジメントなどの理論・演習などの講習のなかから自分で受けたいものを選んで受ける形式です。

5回分の講習の中には、必修科目や選択必修科目もあり、自分が取って講習が何に当たるのか把握しておく必要があります。

ケロさんの言っているように、いろいろな資格・免許で更新に自腹が必要なものがあるのは当然知っています。

 

まぁ、自腹までは仕方がないとして…私が問題視したいのは、休日返上しなければいけないところ。

 

更新講習は、基本的に土日にしか開講しておらず、平日開講なのは夏休みなどの長期休業中だけ。

つまり、現職の先生たちは、貴重な休日を更新講習に当てなければ、免許更新ができないのです。

 

ただでさえ、教員の労働時間が問題視されており、年休消化もままならない状態なのに、免許更新講習を受けることで、さらに負担が増えることになるのは容易に想像がつきます。

ただでさえ、なり手が少なくなってきているのに…。

 

素朴な疑問。5科目受けたくらいで「質」が保てるの?

柴ゆき
柴ゆき
次に、内容面。ざっくり解説でも書いたけど、受ける講習は5回。でもね、それくらい講習受けたくらいで、「教員の質」が保てるのだろうか、という疑問。
ケロさん
ケロさん
そもそも「教員の質」って何だろうね。

 

大学時代に、教育学部で受けた講義内容のほとんどが、現場では全く役に立ちませんでした(笑)

座学で得た知識って、現場では活かされないことがほとんどだと感じています。

 

免許更新講習も、基本は座学の大学講義スタイル。

確かに受ける方は気が楽です。が、そんな講習で「現場で必要とされるスキル」が果たして身につくのでしょうか?

それは、自分で考えて講義を選べばいいんじゃない?と言われそうですが、人気の講義は受付初日で定員に達してしまうこともあります。

期限に迫られて、そんなに興味のない講習を受ける羽目になってしまう場合もあるでしょう。

そんな講習って、受ける意味があるのか…非常に疑問です。

 

大学の先生。お疲れ様です。

柴ゆき
柴ゆき
私が大学生のときくらいから、この制度は始まったんだけどね。当時の大学の先生たちが、なんか厄介ごとに巻き込まれたみたいな感じで、更新講習の準備に追われていた姿を忘れることができないの…。
ケロさん
ケロさん
休日返上は、大学の先生も同じ何だよね…。お疲れ様。

 

実際に講習を受けて見て、大学の先生たちが非常に申し訳なさそうに講義をされるのが、何だかとても滑稽で、一周回って笑えてきた私です。

 

「お休みのところ、大変お疲れ様です。」

「落としたことありませんので、ご心配なさらずに受けてください。」

「現場のことは、先生方の方がお詳しいと思いますが…。」

 

などなど(笑)

大学の先生たちのいろいろな前置きに、余計「この講習で得する人って誰だ?」と思わずにはいられませんでした。(笑)

なんかもうやめちゃえばいいじゃん!とすら思えました。

大学の先生たちも、いろいろと大変なんでしょうね。

 

どうなる?教員の労働環境。

柴ゆき
柴ゆき
てっきりすぐなくなるだろうと思っていた更新制度。自分まで回ってくるとは思わなかったよ。
ケロさん
ケロさん
一回始めちゃったらね〜。辞めるのも大変なのかもね。

 

まぁ、始めるための環境整備に多額のお金が動いたでしょうから、数年で制度変更はありえない…にしても無駄が多い。

明らかにこの制度自体が失敗だと思いますが、「失敗」をなかなか認められないのが、日本の古い体質ですよね。

 

全額自腹で休日返上と、これだけ見ても「本当に労働環境をよくしようと思っているのか?」と疑問がわいてきます。

 

本当に免許更新して欲しければ、休みの日ではなく、勤務日に講習に行けるような環境を作るべきなのではないでしょうか。

 

もちろん、現在の学校現場に余裕がなく、授業日に担任が抜けられると困るというのは分かります。

それなら、免許更新も「講習を受けに行くスタイル」ではなく、授業実践とか教育論文の執筆とか、できるだけ現場の仕事内容と重なるような制度にすべきだったのではないでしょうか。

もしくは、各自治体で行われている研修会に参加するとか、やりようはいくらでもあったような…。

なぜ形だけの「免許更新講習」になってしまったのか…。

まぁ、現場のことをよく知らない人間の考えることですので、現場の実態に合うわけないですよね…。

一刻も早く、この悪しき制度が改定されることを祈っています。^ ^;

 

とりあえず、私は今週末の更新講習で最後です。

もう2度と受けることはないと思うので、まぁいい経験になりました。

最後の思い出に、大学の食堂でランチでもしてこようと思っています(笑)

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

 

◇柴ゆきのつぶやき◇

教育の最新事情という講習の中で、「日本の教育は低予算のわりに高パフォーマンス」という点で、日本の先生たちは素晴らしいと、何食わぬ顔で大学の先生が仰ったのが忘れられません。あれです。「定額働かせ放題」(笑)教員やめたからこそ笑えるのですが、これ、現職の先生たちなら怒っていいところですよね。優れたパフォーマンスへの対価が支払われないわけですから。うーん。モヤモヤの残る講習でした。